私の姉はちょうどトトキチさんの年齢の頃に自ら死を選びました。
そして私自身もトトキチさんの年齢の頃に色んな問題が伸し掛かってきて、
心が壊れはじめた時期でした。
トトキチさんを見て若いなと思う私。
何だか心は複雑でした。
トトキチさんの家庭のことはまったく知りません。
聞き返されるのがこわくて聞けなかったんです。
トトキチさんだって苦労しているのかもしれません。
ですが、私は苦しかったことを思い出して悲しくなってしまったのです。
苦しくても頑張るしか選択肢が残されてなかった私…
何かの話でトトキチさんから、
『それじゃ大変じゃない?』って言われたことがあります。
頑張るしかないんだもん…とは言えず、
色々考えて落ち込んでしまったこともありました。
私を苦しめていたのは、ずっと『孤独』だと思っていました。
なので鬱から抜ける事をほとんど諦めていました。
ですが私に必要だったのは、ホッとする時間だったのです。
ずっと神経を張っていて、
呼吸がしっかり出来ていなかったようです。
本当は3人姉妹の末っ子。
甘えた…
だけど、両親が病気で亡くなって、
両親に頼って生きていた長女は自死を選び…
長女の件があったので、
次女のことをどうにか支えようとしましたが、
彼女にとって私は何を言っても良い相手であり…
私の大事にしていた物を奪われ…支えきることが出来ず…
力不足で連絡しようとすると苦しくなってしまうようになってしまいました。
両親が生きていた頃から、
何故か私が1番しっかりもの扱いされていましたが…
本当はそんなこと…なかったのです。
外では末っ子気質のままでした。
本当は甘えたで頑張るタイプでもなかったのに、
ずっと独りで頑張るしか選択肢がなく…
心が壊れてしまっていたようです。
トトキチさんに思いっきり甘えて…
トトキチさんの隣りでほっとした時間をもらい…
深い呼吸ができるようになったのです。